食べ物や化粧品などを選ぶとき、「オーガニック」にこだわるという人もいるでしょう。
オーガニックというのは有機栽培のことをいいます。
100%無農薬で安全というとそうではないのですが、「オーガニック」のもののほうが安全性は高いと言えるでしょう。
パッと見では何が入っているのか、どんなふうに育てられたのかは分かりませんから、オーガニックという言葉を選ぶときの基準にする人は多いものです。
特に妊活中や妊娠中だとしたらなおさらでしょう。
口にするものが自分自身だけでなく、赤ちゃんにまで影響するのですから。
そんな魅力的な「オーガニック」商品ばかりを取り扱う「オーガニックレーベル」から、葉酸サプリメントが販売されています。
葉酸は、妊活中や妊娠中の女性には欠かせない栄養素ですよね。
この時期にはサプリメントから積極的に摂取することが望ましいとされています。
ここでは、オーガニックレーベルの葉酸サプリメントについて、くわしく見てみたいと思います。
オーガニックレーベルは値段も安く天然原料100%
オーガニックレーベルでは、商品名にもあるようにオーガニック、食の安全性には高いこだわりを持っています。
ふつう、サプリメントで完全無添加にするのは難しいのですが、オーガニックレーベルの葉酸サプリでは完全無添加を実現しています。
使っているものも、天然原料100%というこだわりぶりです。ここまで安全性が高いと、当然「値段も高いのでは?」と思いますよね。
しかし、オーガニックレーベルの葉酸サプリは30日分で4,400円と、そこまで高くはありません。
値段の高さだけでいうのなら、「美的ヌーボ」のほうが圧倒的に上です。美的ヌーボは単品だとオーガニックレーベル葉酸サプリの2倍近くしますからね…。
このことからも、オーガニックレーベルの葉酸サプリはそこまで高すぎるということはありません。
オーガニックレーベルの葉酸サプリメントの最大の魅力でもあり、強みでもあるのが「天然原料」にこだわっているという点です。
オーガニックレーベル葉酸サプリは「キアヌスプラウト」を原料にしています。
キアヌスプラウトは、高い栄養価を誇るスーパーフードなんですよ。ビタミンやミネラルなど、妊活中・妊娠中の身体に不足しがちなものを豊富に含んでいるのです。
キアヌスプラウトを筆頭に、103種類のハーブや野菜、果物からオーガニックレーベルの葉酸サプリは作られています。
これらの天然の素材から、1日分で葉酸400μgを始め、必要なビタミンや鉄分、カルシウムなども補うことができます。
オーガニックレーベルの葉酸サプリは妊娠中はおすすめできない
そもそも葉酸というのは、赤血球を作ったり細胞分裂を促したりする働きがあります。
これは、おなかの中の赤ちゃんのためにも同じことがいえます。赤ちゃんは、胎盤を通してお母さんから栄養を受けとります。この方法以外に、赤ちゃんが栄養を取り入れる手段はありません。
お母さんが葉酸を摂らないと、赤ちゃんも葉酸が足りなくなってしまう、というわけです。
葉酸は赤血球を作ったり細胞分裂を促す働きがあるわけですが、妊娠中に特に重要なのが後者の「細胞分裂を促す」という働きです。
葉酸には核酸の合成を促す働きがあり、それによって細胞分裂を促進するわけです。
核酸とはDNAとRNAのことで、遺伝情報を司る重要なものです。
葉酸が足りずに核酸の合成がうまくできない、細胞分裂がうまく行われなくなると、赤ちゃんは先天性の障害を患うリスクが高まります。
このリスクを減らすためにも、特に妊娠前から妊娠2ヶ月頃までは葉酸がたくさん必要だと言われているのです。
そのため、葉酸サプリの多くは「妊活~妊婦向け」として売られています。
オーガニックレーベルの葉酸サプリも、天然素材や完全無添加などの点から、「妊娠中も安全だ」と思う人もいると思います。
確かに安全性の面では、オーガニックレーベルの右に出るものはいないでしょう。
しかし、ちょっと待ってください!
オーガニックレーベルの葉酸サプリメントには、マカやザクロ、アマチャヅル、イチイの実など妊婦にはあまり良くないとされる原料も使われています。
1つずつ見ていきましょう。
マカやザクロは、本来ならばホルモンバランスを整えることが期待できる成分です。妊活中にはおすすめのこの2つの原料も、妊婦にはおすすめできません。
なぜなら、妊娠中で整っているはずのホルモンバランスを、マカやザクロを摂ることによって乱してしまう恐れがあるからです。
妊娠中は、妊娠中にふさわしいホルモンバランスが保たれ、それによって妊娠が継続できています。
ホルモンバランスが乱れると流産などを引き起こす可能性が高まってしまいます。
アマチャヅルは、摂取することで赤ちゃんの奇形リスクを高めると言われていますし、イチイの実は赤ちゃんの成長を妨げると言われています。
その他、高麗人参、オリゴ糖、ハト麦、キダチアロエなども流産や早産のリスクを招くと言われている原料です。
オーガニックレーベルの葉酸サプリメントは流産や早産のリスクを招く危険性が高く、妊娠中にはあまりふさわしくない成分が多い葉酸サプリメントなのです。
ショ糖脂肪酸エステルなどの添加物は当然含まれていませんが、天然素材にも危険なものがあるなんて驚きです。
このように、実はハーブには「妊娠中にはふさしくないもの」が意外とたくさんあるのです。
カフェインを含まないことから、妊娠中にハーブティーを飲んでいる人もいるかもしれませんが、ハーブには妊娠中にはよくないものもあるということを覚えておいてください。
オーガニックレーベルの葉酸サプリメントをまとめるとこうなります。
- 天然原料100%、完全無添加で食の安全はバッチリ
- 30日分で4,400円と、値段も手頃
- 妊娠中にはふさわしくない成分も多い
- ホルモンバランスを整えるなど、「妊活中」の人にはおすすめ
結論としては、妊娠中には不向きだけれども妊活中には最適といったところでしょうか。
粒のサイズも8mmと小さいので、薬を飲むのが苦手な人でも比較的飲みやすいと思います。
オーガニックや無添加などにこだわるのも大切ですが、ハーブの種類にも注意が必要です。
葉酸サプリメントを飲むのが「妊活中」なのか「妊娠中」なのかによって、注意すべきポイントは変わるのですね。