葉酸サプリの中には粗悪品が混ざっているのも事実
葉酸はビタミンなので食品にも含まれています。
しかし葉酸は水溶性ビタミンであるうえ体内での吸収率も低いため、多くの人はサプリメントから葉酸を補っていることと思います。
特に妊娠中は普段の倍の量の葉酸が必要だと言われていますから、食事のみで必要量を補うのは非常に困難だと言えるでしょう。
そのため、みなさんサプリメントを利用しているのだと思います。
今や妊活中から葉酸を摂るというのは常識とも言えるほど世間に広く浸透しており、葉酸を含む多くの妊活サプリが販売されています。
種類が豊富なのは好きなものを選べるという点ではメリットですが、あまりにも多くなりすぎてしまうと「どれがいいのか分からない」と選ぶことそのものが難しくなってしまうのも事実です。
実際、葉酸サプリの種類は年々増加していて、その中には粗悪品が混ざっているのも事実なのです。
そこで、「病院で葉酸を処方してもらえないのかな?」と思う人もいるでしょう。
ドクターの処方なら間違いないですし、なによりも安心です。
ここでは、葉酸サプリと医薬品の葉酸の違いについてご紹介します。
ドクター処方の葉酸
産婦人科にもよりますが、葉酸を処方してもらえるところもあります。
ドクターの処方ですと、「サプリメント」である場合と「医薬品」である場合があるようです。
一般的に、妊娠中には医薬品は処方されることはありません。
医薬品として処方される葉酸は「フォリアミン」といいます。
ジェネリックの場合は「パルトックス」や「パンピオチン」という名称になります。
これらはどれも水溶性のビタミン剤ですので、基本的には過剰摂取しても尿として排出されるのであまり心配はいりません。
しかし、妊娠中であるときは話は別です。
特に妊娠後期に葉酸を過剰摂取し続けると、おなかの赤ちゃんがぜんそくになる確率が高まるというデータもあります。
ここでいう過剰摂取とは、1日あたり1000μg以上葉酸を摂り続けるということです。
実は、医薬品の「フォリアミン」は1錠に5mgもの葉酸が含まれています。
妊娠時に必要な葉酸は400μg、単位を変えれば0.4μgです。
上限が1mgですから、フォリアミンを妊娠中に1日1錠飲むことは、相当なリスクを伴うことだということが分かるでしょう。
これでは何のために葉酸を摂取するのか分かりませんよね。
フォリアミンを妊娠中に飲むのなら、1錠を砕いて10分の1程度を飲むことになります。
これではどのくらいの葉酸が摂れているのかも分かりませんし、過剰摂取も気になります。
ですから、妊娠中なら特に医薬品の葉酸よりも葉酸サプリメントのほうがおすすめだと言えるでしょう。
葉酸サプリメントをドクターが処方してくれることも、もちろんあります。
ドクターの薦めであれば安心して飲むことができますよね。
しかし、処方による葉酸サプリメントは保険適用外であることが多いため、費用は気がかりなところではあります。
しかも、処方のサプリメントは「葉酸のみ」しか栄養素が含まれていないことがほとんどです。
妊娠中は普通の葉酸サプリメントがおすすめな理由
妊娠中に葉酸サプリメントを飲むのなら、処方の有無、医師の薦めの有無にこだわる必要はないのかなと思います。
なぜなら、妊娠中に必要な栄養素は葉酸だけではないからです。
カルシウムや鉄分、その他のビタミンB群なども欠かせない栄養素です。
処方される葉酸サプリは葉酸しか含まれていないため、妊娠中に飲むことを第一に考えるのなら、栄養面で少し足りないような気がします。
その点「妊活サプリ」や「妊娠中に飲む」ことを目的に作られたサプリなら、妊娠中に摂りたい栄養素がしっかり含まれているのです。
ベルタの葉酸サプリなど無添加な安心安全のサプリメントもありますから、妊娠中に何が必要なのかをしっかりと理解してサプリメントを選ぶことが大切です。
費用も安く、なおかつ必要な栄養素をしっかりと補えることのできる葉酸サプリを選びましょう。
もちろん、安すぎるサプリメントというのも心配です。
安すぎるサプリメントには添加物がどっさり…なんてことは、珍しいことではありません。
そもそも葉酸は妊娠中に必要な量が400μgと非常に少ないため、サプリメントにすると葉酸は本当に微量でしかないのです。
「葉酸以外」にどんな成分を使ってサプリメントの形にしているのか、というところが葉酸サプリを選ぶときには非常に大切だと言えるのです。
サプリメントは医薬品とは違って健康食品ですから、製品の規格や製造基準に法的な規制はありません。
メーカーが、独自の基準で製造していいのです。
そのため、粗悪品が出回ってしまっている、というわけです。
先ほど紹介した「ベルタ葉酸サプリ」のように、高品質でありながら手頃な価格で販売しているサプリメントもたくさんあります。
- 妊娠中に摂りたい栄養素がしっかり摂れるか
- 添加物の有無
- メーカーやブランドの信頼度
などを基準に、本当に安心できるサプリメントかどうかを見極めましょう。
医薬品やドクターの処方の有無に関わらず、自分が信頼して納得のいくものを選ぶことが、なりよりも大切なのだと言えそうです。